今日、AKBのCDを買いに行ったら、また大きな街の
デパートのCDショップが閉店していた。
ここ一年でわしの知る3つの街のCDショップが閉店した。
今後は渋谷に買いに行くしかない。
音楽業界はCDを売る店がどんどんなくなっているのだから、
ネットのダウンロードか、あとはライブでしか収益を
見込めなくなってしまうだろう。
本や雑誌の売り上げもどんどん落ちていて、出版業界も
厳しいようだ。
返本が多ければ倉庫代がかかるし、税金もかかるという。
出版社も一気に大部数刷って、大きな賭けに出にくく
なってしまった。
文化そのものが衰退の一途を辿っている。
文化を支えるのは基本的には若者たちで、その若者たちが
金銭的余裕を失っている。
ファッションにも車にも音楽にも本にも関心がない層が
増えている。
非正規社員が増えて、格差が拡大して、中間層が薄くなり、
最下層が厚くなるから、個人消費が伸びなくなって
いるのだろう。
安倍政権が、年金を株に注ぎ込み、今度は郵便貯金も株に
注ぎ込むというので、官製相場で株価ばかりが上昇し、
富裕層バブルが起きているが、庶民には何の恩恵もない。
将来不安が増すばかりで、財布のひもが固くなるのは必然
である。
そんな状況下で、まだわしの本は売れてる方だと思う。
今日、書店を見たら、『新戦争論1』があと3冊しかなくて、
1冊を若者が立ち読みしていた。
いっそ、わしが買ってやろうかなと思ったが、やめた。
あっ!自慢は止めよう。